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アーユルヴェーダとは ?

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で「生命の科学」または「生命の叡智」と訳されます。

神から人類の為に伝えられたと言われる古代インド・バラモン教の聖典であるヴェーダより派生した、世界でももっとも古く最も包括的な健康法及び医療体系と言われます。

その起源は3000年以上前に遡るとも言われ、今現在は本国インドのみならず世界中でアーユルヴェーダの叡智を活用した健康法が人気を集めています。

アーユルヴェーダ健康の定義

Samadoa samāgniśca samadhātu malahkriyah|
Prasannātmendriyamanah svasthaitiabhidhīyate||

身体機能を維持する力と消化力が正しく働き、身体組織の形成が正しく行われ、老廃物は滞りなく排泄され、魂、感覚・運動器官、精神が健やかに機能している状態を健康という。

….. スシュルタサンヒター総論15章41

*身体機能を維持する力(ドーシャ)
*消化力、代謝力(アグニ)
*身体組織 (ダートゥ)
*老廃物 (マラ)
*超自我 ,魂(アートマ)
*感覚器官 と運動器官(インドリヤ)
* 精神(マナス)

このように身体の構造や作用、感覚器官、精神、スピリチュアルな領域を含め全て調った状態を健康としています。

身体を構成する基本エネルギー「ドーシャ」

精神活動、身体活動を統治するドーシャには以下の3つがあります。


・VATA ヴァータ
  身体の運動や神経作用を起こす

・PITTA ピッタ  
  身体に熱を与え血液循環機能、酵素とホルモンを分泌、知力を与える
・KAPHAカパ  
  身体強度、なめらかさ、強さ、忍耐など、結合・同化作用を起こす

アーユルヴェーダ基礎[ドーシャについて]

人間は誰もがこの3つのドーシャをもっていて、生まれつきのバランスがあるとしています。
誕生時のドーシャバランスがその人にとっての本来のドーシャバランス「プラクリティー」(本来の、自然の、という意味)と考え、このバランスが崩れることで様々な不調や病気が引き起こされます。

そのため、個性に合わせてそれぞれに必要な日々の生活法や食事法を推奨しています。

アーユルヴェーダ基礎[プラクリティーについて]

身体を構造する「ダートゥ」

身体の構造をつくっている身体組織のことをダートゥといいます。ダートゥは7種類あり食べ物の栄養で形成されていき、最終的にはオージャスという免疫力や輝きが現れるとしています。
ダートゥの正常な形成には、質の高い栄養素だけではなく、身体の内部のアグニ(火)が大きな役割を果たします。

アーユルヴェーダ基礎[ダートゥについて]
アーユルヴェーダ基礎[アグニについて]

アーユルヴェーダ療法

アーユルヴェーダ療法は主に2つに分類されます。

1.シャマナチキッサー(緩和療法)
 食事、薬、油剤法や発汗法でドーシャをバランスさせ、不調や病気を悪化させないようにする

2.ショーダナチキッサー(体内浄化法)
 5つの処置法(パンチャカルマ)によって体内からドーシャとアーマを排出させ、病気の根本原因を除去し、健康を取り戻させる

[アーユルヴェーダトリートメント]

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