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南インドへの道 ・2022年-渡航編

2022年3月20日いよいよ南インドに出発する日がやってきました。

(南インドへの道・準備編の記事はこちら)

前日webチェックインを済ませたので、空港には出発60分前に到着すれば大丈夫とのことでしたが、コロナ禍での海外渡航が初めてなので念の為3時間半前の午前8時に羽田空港に到着しました。
というのも、今回渡航のために準備したPCR陰性証明書は格安検査で有名な木下グループのもの。

インド入国の規約では”RT-PCRテスト”の英文陰性証明書が必要となっていますが、木下グループの陰性証明書にはPCR testとしか書かれておらず(RTが書かれていない)、加えて発行元は日本語のみの印字です。
先に出国した方からも木下グループの陰性証明でインドに入国できたと報告を受けていましたが、航空会社によって対応が変わるという情報もあったためドキドキでした。

いざチェックイン

久しぶりの羽田空港国際線ターミナルやはりまだまだ欠航が多い様子。
チェックインカウンターにも人が全然いませんでした。

荷物預けのためにカウンターへ行くと、パスポートやビザ、PCR陰性証明の提示を求められました。
全て提示したところ係員の方の様子が…

「お客様、恐れ入りますがこちらへお越しいただけますでしょうか?」

やはり木下グループの陰性証明書が引っかかってしまったようです。
私のパスポートと陰性証明を持ったまま、別のカウンターへ連行されました。

「お客様、こちらの陰性証明書はインド政府が規定している必要事項が英文で記されていません。現地のイミグレーションでお客様自らご対応いただくことになりますが、よろしいでしょうか?ご同意いただけますようでしたらご署名をお願いします。」

正直なところ少し不安になったのですが、インドに到着してしまえばきっと何とかなるはず!と、とりあえず署名。

ところがその直後に係員の方がこっそり耳打ちしてくださいました。

「他にもこの証明書で渡航されている方々がいらっしゃいますので問題ないはずですのでご安心ください。」

流石はおもてなしを誇る日本航空 ♡ こちらの気持ちを察してくださったのですね。

チェックイン後はがら空きのセキュリティチェックをサクサク進み、顔認証で出国手続きもあっという間に。
制限エリア内はほとんどのショップがクローズしていて寂しい。
デリー到着後インド国内線乗り継ぎに必要なE-Pass登録準備や印刷などをしていたらあっという間に搭乗時間になりました

いつもと違う様子の搭乗ゲート

チェックインカウンターや空港内の様子から、デリー行きにはほとんど搭乗者がいないのではないかと思っていました。
ですが搭乗ゲートに到着すると意外にも100名近い人がいてビックリ。
ただ、私の知っているインド行きの搭乗ゲートの様子とは少々違いバックパックを背負った旅行者は皆無で、スーツを着た方が沢山。
この時期インドに行く人はほとんどがビジネス目的のようです。
岸田総理のインド訪問時期と重なった事と関係あるのかわかりませんが、省庁の方々もずらりいらして、まるで政府専用機に乗り込む気分でした♪

いよいよインドへ入国

およそ9時間でデリー空港に無事到着。

さて、私の陰性証明書は大丈夫なのか?ドキドキでイミグレーションへ向かいます。
パスポートとビザ、陰性証明書、Air suvidhaの登録プリントアウトを準備してカウンターへ。
無愛想な係員は顎を前に出しながら「パスポルトゥ 、 ヴィサ !」(パスポート、ビザのこと)と言い放ち、それらを確認するや、指紋と顔写真登録に移ります。バン!と大げさな音を立てて入国のスタンプを押すと、パスポートを投げ返しながら顎で「行け!」と。

あれ? 陰性証明は? Air Suvidhaは? いいの???

拍子抜けするくらいあっさりとコロナ前と全く同じようにパスポートとビザの提示のみでインドに入国が出来ました。

国内線を乗り継いで最初の目的地コインバトールへ向かうまで

国内線乗り継ぎのため空港内で待機していたら、11時間後に乗り換える国内線IndiGOからSMSが。 

「必ず事前webチェックインをお願いします。旅行の前に各州ごとの規制やE-PASSがの準備をお願いします。」

アーユルヴェーダセラピストの教科書が最初に向かうコインバトールはタミルナードゥ州。IndiGoのサイトによると、タミルナードゥ州に入る場合事前にオンライン登録をして、E-PASSを取得せねばならないよう。

実は渡航前日から苦戦していたのが、このタミルナードゥ州のE-PASS。
なぜならインド現地の電話番号と空港から移動する際の車両ナンバーやドライバーの名前や電話番号まで必要になるからです…
しかも車両情報がないと空港から出られないらしい!? これは大変!

アーユルヴェーダセラピストの教科書はデリー空港でSIMを購入しようとしたのですが、乗り継ぎ時間内でアクティベーションできない、と言われ現地番号を入手できずにいました。そこで、現地に住む友人の電話番号を貸してもらって、コインバトールにお住まいの方に車両番号なども貸してもらって搭乗8時間前に何とか登録完了。

渡航前日からこのE-Pass事前登録のことで色んなところに問い合わせなどし続けヘトヘトでしたが、無事早朝5時の便でコインバトールへ。
さて、このE-Passで無事にコインバトール空港からでられるのでしょうか…

コインバトール空港に到着

デリーからおよそ3時間ほどでコインバトール空港へ到着。
朝ということもあってか、がらんとした空港内。
てくてく歩いていくとそのままバゲージクレームに到着。

E-Passどこで提示するのかしら〜と歩いていくと…

え???出口から空港の外に出ちゃったけど?
あんなに大騒ぎしたE-Pass、まさかのノーチェック!?


色々な人に協力してもらって登録してデリー空港ラウンジのお兄さんに無理言ってプリントしてもらったE-Passなのに..全く必要がありませんでした…

(その後ケーララ州にも移動しましたがE-Pass登録はしないままで全く問題ありませんでした。ただし国際線で直接入る場合にはレギュレーションが変わる可能性がありますので、利用される航空会社にご確認いただくことをお勧めします。)

インドに旅行する際に必要な書類やアプリの現在の運用状況

現在インドでは新型コロナウィルスの新規感染者がほとんどいません。
そのためでしょうか。インド入国の際や州間移動の際にPCR陰性証明書やE-Pass、インドの追跡アプリArogya setu の画面を提示しろ、と言われたことも一度もありませんでした。

昔からルールが突然変わることが珍しくないインド。
コロナ対策のためのレギュレーションも日々更新されているようで、私が渡航したタイミングでは公式発表されている内容ほぼ全ての運用がない状況でした。

※インド渡航前のRT-PCR陰性証明書は現地で確認されたことはなかったですが、Air Suvidha事前登録に必要&飛行機に乗る前に確認されますのでご注意を!

最後に

一時期はスーパーマーケットやレストランに入る際にもワクチン接種証明書が求められていたとも聞きましたが、今回証明書を求められたのはフォートコーチンのホテルチェックインの際に一度だけ。その他のホテルは予約の際に「72時間以内のPCR検査陰性証明書かワクチン接種証明書が必須です」という連絡がありましたが口頭でのみ確認される程度。
スーパーマーケットやレストラン、またタクシーや電車といった公共交通機関も全て無条件で利用できました。
外務省のサイトを見るとインド渡航は”制限付き”となっていますが、実際にはほぼコロナ前に戻っているといっても過言ではなく、観光客の少ない今だからこそ快適なインド旅行のチャンスかもしれません。 

※上記は2022年3月20日〜4月1日の情報です。インド渡航の際には最新の情報をご確認ください。

【参照:新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置 】

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