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南インドへの道 ・2022年-準備編

2020年3月に申請したビザを受け取りに大使館へ行ったら突然無効と告げられ、渡航できず途方に暮れた2年前。

遂に2022年3月27日よりインドに国際線が再び就航できるようになります。

(画像クリックでTHE HINDUの記事全文読めます)

インドへの渡航に関しては、インドー日本の間でエアバブルで定められた直行便をJAL,ANA,エアインディアが飛ばしていて、実はビザがあれば日本人でも入国OKでした。そして昨年11月からはツーリストビザも出るようになったため、インド入国のハードルがかなり下がった印象があります。

とはいえ、航空券は以前のような格安チケットがありませんし、PCR陰性証明にワクチン接種証明やアプリも必要だし、インド国内で移動する際には各州ごとに規則が変わるため綿密にスケジュールを組む必要もあり、残念ながら以前のように気軽に旅行という感じではありません。。

今回3月27日の国際線就航で経由便も受け入れるという発表は、海外から観光客受け入れるよ!というインドの宣言。更に日本帰国後の待機期間が大幅に緩和され、ワクチン接種3回している人ならホテル隔離もなく自宅へ帰ることができます。
これなら今年こそはインド旅行が再び楽しめるようになるのではないか?と期待に胸が膨らみます。

ということで、嬉しさいっぱいのアーユルヴェーダセラピストの教科書は、3月27日を待たずに来週から12日間(帰国後隔離含めると15日間)ほど大好きな南インドへ行くことにしました。

以前からインドの渡航準備はそれなりに色々ありましたが、今は更に準備をしなくてはいけないことが増えていました。

3月27日の国際線就航で更に緩和が進むとは思いますが、、、規制緩和直前の記録としてまとめておきます。(2022年3月13日現在の情報です)

①まずは航空券の検索

ざっくりした旅程を組んで航空券を検索しました。
Skyscannerで南インドを目的地にして検索すると経由便しか出てこないので、日本からのインド直行便を探してみることにしました。

まずはムンバイ行きから探しましたが、検索した2月の初旬にはムンバイ直行便の往復がエコノミーで34万円もして驚き&断念(今日検索したら15万円代ででてました)。

続いて、デリー直行便を検索したところ、JALがヒット。お値段は12万円ちょっと。今までインド行きでこんな高い航空券買ったことはないですが、何せムンバイ行きエコノミー34万円を見た直後だったので、安くはないけれどインドに行けるなら!とこの便を抑えることに。

続いて目的地である南インドに飛べる国内便もSkyscannerで検索。
幸いちょうどいい便が見つかりました。が、まだ購入はしません。 

続いて現地での予定を組みます。

②目的地の情報収集をしてから航空券購入

今回(も)アーユルヴェーダセラピストの教科書が向かう場所は、南インド・タミルナードゥ州とケーララ州。
両州共に、旅行者に対して州独自のEパスを発行するとのことで、それぞれに事前登録が必要。

【IndiGo】 各州別の規則

また、日本からは最初にデリーに入りますので、デリーでの出入国と国内線乗り継ぎの際の必要書類なども調べました。

インド入国許可ガイドライン

ざっと見たところ、全て手順通りに行えば入国も旅行も問題なくできそうです。
準備は沢山あるけれど、きっと大丈夫!と確信して直行便&国内便航空券を購入しました。

航空券は前回ビザが無効になってインドにいけなくなってしまった時に、格安サイト経由で購入した結果キャンセルや返金手続きができず大変な思いをしたので今回は直接各航空会社のサイトからキャンセル、変更可能な航空券を購入しました。

③現地での1泊目を確保してからe-ビザ申請

インドのビザは、昨年秋より3月まで50万人分のツーリストビザ無料キャンペーン中。
ただし、ツーリストビザに関しては現在のところ1ヶ月間滞在が1回できるe-visaしかありません。(3月27日以降は緩和が進むと思われます)

インドe-ビザ申請ページ

e-visaは記入項目は多いですが、窓口で申請するビザよりずっと簡単だと思いました。
申請する際にビザ用背景白の証明写真データが必要になるので事前に準備します。
そしてこの先しばらく書かされ続ける「インド滞在先」と「インド連絡先」欄に記入するための現地での1泊目のホテルも先に押さえておくと安心です。

私は申請した翌日にはETAのメールが届きました。

その後e-visaを申請したサイトの自分の申請ステータス確認ページへいくと、写真付きのETAが印刷ができるようになっています。パスポートにスタンプされるビザと違いETAはプリント用紙になります。
搭乗の際、出入国時、やホテル宿泊の際あらゆる場所で提示することになるので、無くさないように管理が必要ですね。

④インド入国までに必要な準備

https://www.newdelhiairport.in/airsuvidha/apho-registration

現在日本からインドに入国するには渡航72時間前以内のRT-PCR陰性証明書が必須です。
実はすでにいくつかの国はワクチン接種証明書(2回目まで終了)でインド入国できるようになったのですが、残念ながら日本は対象外。
搭乗前にAir SvidhaにRT-PCR陰性証明書、個人情報、現地滞在先、連絡先なども登録します。

また、利用する航空会社により変わるようですが航空会社への登録や宣誓書の提出などもチェックイン前に求められます。

出国に必要なものをまとめると

・航空券
・パスポートとビザ
・出国72時間前以内のRT-PCRテスト陰性証明書(紙)
・Air Svidhaへの登録(陰性証明書)
・各航空会社への事前情報登録、宣誓書提出

となります。

⑤南インドへの移動準備

私は、デリー到着11時間後にはタミルナードゥ州へ行く便に乗り換えます。
ということで、タミルナードゥ州専用のEパス発行のための登録も出国前にしておきます。

https://eregister.tnega.org/#/user/pass

こちらには、どの国からインドに来て、どうやってタミルナードゥ州に入ったのか?などを記入するのですが、飛行機の座席番号まで入力させられるようです。もちろんRT-PCR陰性証明書もアップロードしなくてはなりません。 
乗り換えまでの時間によっては日本から持っていくRT-PCR陰性証明書が無効になる恐れがありますが、デリー空港でもテストを受けることができます。そして、タミルナードゥ州は陰性証明書のない旅行客に対し空港でのPCRテストも無料で提供しているそうなので、陰性証明書については日本から持参したものがあればひとまず大丈夫そうです。

ケーララ州へは陸路で入る予定なのですが、72時間以内陰性証明書、短期滞在者用Eパス登録、Aarogya Setuアプリインストールなど沢山の条件が掲げられています。これら全て準備するとなるとアプリの登録に必須のインド携帯番号が必要になりインドのSIMを買わないといけません。Aarogya Setuアプリを日本でダウンロードしておき、デリー空港でSIM購入して対応する予定です。

https://covid19jagratha.kerala.nic.in
https://www.aarogyasetu.gov.in

まとめ

アーユルヴェーダセラピストの教科書は2020年3月にインド大使館で「今日からあなたのビザは無効になりました。」と宣告を受けて以来これまでに3回ほどインド行きを計画したことがあります。が、新型コロナの感染拡大の波にまんまと飲み込まれ叶わないまま2年が経過。
「中止」「変更」「延期」という単語が本当に嫌いになりました…

“インドには呼ばれた人しか行けない” と良く言いますが、私にとってインドに行くことは当たり前すぎて、ピンと来ませんでした。
でもこの2年全然呼ばれない… ああ、想いが届かないってなんて切ないのでしょう…
本当にインドに行ける機会がどれだけ貴重なのかを思い知らされました。

今、渡航に必要な準備も以前とはガラッと変わり、私は未知の新しい世界を旅しようとしているんだな、と強く実感します。

来週いよいよ南インドへ旅立ちます。インドのあの空気を吸ってきます。
そして久しぶりに南インド文化に触れ今の街や人々の様子などもお伝えできたらいいな、と考えています。

どうぞ楽しみにしていてくださいね。


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