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アーユルヴェーダから何を受けとるか

一昨年からTAJでは古典文献をそのままに読む勉強会を継続しているのですが

続けてきて気づいた事があります。

それは

「人は受け取りたいものを受け取っている」

たまたまご縁が繋がって

アーユルヴェーダという稀有な学問に出逢う。

2500年以上前の古代からどんなメッセージを

何を受けとるのかは

受けとる側次第なんだな、って事。

現在開催中の食事学オンラインクラスでは

「アシュターンガフリダヤ」という文献の総論部分を読んでいるのですが

そこに記されている食べ合わせの記述が大変面白いのです。

魚とミルクを合わせると毒になる

とか

ヨーグルトとフルーツを合わせると毒になる

など、、かなり数多くの食べ合わせ禁忌リストがあるのですが、

最終的に

「定期的に運動して身体を鍛えていて強い人は何食べても大丈夫。自分で解毒できる。」

というオチ(!)がある。

じゃあ、とにかく運動して体鍛えればいいんじゃん!禁忌リスト必要無くない?

ってツッコミたくなりません??(笑)

古典文献を続けて読んでいくと、一般的に情報として切り取り出ているものと違う側面が見えてくるのです。

治療のために詳細を知りたい

という人には前述のリストは役立ちます。

が、治療というよりとにかく元気に今よりも人生を楽しく満喫したい

という人には長いリストを覚えるより、

全部を相殺しちゃう「身体を適度に動かして強くする」という智慧のほうが断然役立つ。

TAJでは、皆さんにこの両側面を見ていただくために、

そして、その人に必要な適用ができるように古典文献をそのまま読むことをお勧めしています。

あなたはアーユルヴェーダからどんなメッセージを受け取りたいですか?

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