アーユルヴェーダにおける精神気質

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アーユルヴェーダでは、生理機能をつかさどるドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カパ)により体質や体調を捉えていくことができます。
身体と密接な精神もドーシャによる影響をもちろん受けるのですが、生来気質というものがある、としています。
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以下、精神気質タイプ別の特徴です。


サットヴァ型:7タイプ 

ブランマン:純粋、真実の愛、セルフコントロール、識別能力、物質的・スピリチュアルの知識、感情・怒り・欲望などエゴにふりまわされない、無知・嫉妬・落胆、不寛容と無縁。あらゆるものにたいし公平な態度。

アルシャ:聖なるおこない、学び、神聖なものへの献身。気遣いのある性質。プライド、エゴ、依存、嫌悪、無知、貪欲さ、怒りがなく、完璧な知性と雄弁さ、理解力と記憶力がある。

アニドラ(インドラ): リーダーシップ、権威あるスピーチ、聖なる行い、勇敢さ、強さ、堂々とした態度。行為から自由であり、視野が広く、高潔な行いに忠実、富、望みを満足させている。

ヤミャ(ヤマ):行いに対する客観性、正しい行いをおこなう、不可侵性(神聖さ)、記憶力とリーダーシップにすぐれている。依存、ねたみ、嫌悪、無知などから解放されている。

ヴァルナ(水の神):勇敢さ、忍耐力がある、ピュア、不純なものを嫌う、宗教的儀式を守る、水に関係するスポーツを愛する、怒りをあらわしたり正しくない行いを嫌う

カウヴェーラ(クヴェーラ):占有地、豪華さ(贅沢さ)とお手伝いさん(従える人)をもっている。常に富と満足、そして純潔であり、リクリエーションの喜びがある。

ガンダルヴァ:踊り、歌、音楽の才能に恵まれ賞賛されている。詩的、歴史的な語り口で、慈しみをもつ。女性的で情熱的。


ラジャス型:6タイプ

アシュラ:勇敢で、無慈悲、ねたみ、リーダーシップ、隠し事をする。自己中心的で目立ちたがり、冷酷、耽溺。

ラクシャサ(アシュラ):不寛容、常に怒っている、弱みを攻撃する、無慈悲、貪欲な習慣、ノンベジを食する、眠すぎる、耽溺、妬み傾向

パイシャチャ(ピシャチャ・悪霊):貪欲な習慣、女性好き、孤独を好む、不潔な習慣、清潔に無縁、卑怯で異常な(恐ろしい)性質、異常な食事や生活習慣

シャルパ(蛇):怒っているときに勇敢になり、怒っていないときは卑怯になる。 鋭い反応、怠けすぎ、ぞっとするような恐ろしい性質、生活習慣、食習慣

プライタ(プレタ・悪霊):食への過剰な欲求、過剰な痛みを望む性質、識別力のない行動、過剰な貪欲さ、怠惰

シャクナ(シャクニ・鳥):情熱に依存し食べ物を過剰にとる。安定感がない。無慈悲で獲得や所有に対する願望がない。

 

タマス型:3タイプ

パーシャーヴァ(動物):命令的、知性にかける、嫌悪的な行為、食習慣をもつ。過剰に性行為や睡眠に耽溺

マッツヤ(魚):臆病、卑怯、食べ物への興味がない。常に情熱的で怒りっぽい。活動が一定で水を求める。

ヴァナスパッテャ(植物):怠惰、耽溺、すべての知性的機能の欠如


以上が気質の分類ですが、精神状態というのは、環境的要因、習慣的要因、心の様々な作用によっても変わります。

心の作用は以下に分類されています。

・カーマ 切望
・クローダ 怒り
・ローバ 貪欲さ
・モーハ 妄想、迷い
・イルシャ 嫉妬
・マナ 自尊心
・マダ 不安(神経症的)
・ショーカ 悲しみ
・チンタ 憂鬱
・ウドゥヴェーガ 不安定
・バーヤ 恐怖
・ハルシャ 幸福感


このように、様々な要因がからみあうことで、その人の精神状態がきまります。

アーユルヴェーダは身体の不調に対処する方法や健康維持の具体的方法を主に示していますが、心のこと、精神不調に対しても独特な見解をもって、人間におこる様々な病気を癒す治療を提示しています。


6月26日(日)名古屋にて「ヨーガセラピーに活かすアーユルヴェーダ」ワークショップシリーズのテーマはこのマナス(心)です。
単発参加も可能ですので、ご興味ある方はぜひお問い合わせください。


 


 

 

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