アーユルヴェーダとは<ドーシャ理論>

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アーユルヴェーダとは


アーユルヴェーダおいて、私たちの生命を考える時、宇宙の成り立ちへと理解を進める必要があります。
ヴェーダではこの宇宙、この自然界、物質はどのように顕れてきたと考えているのでしょうか?

物質を顕す元(素粒子)を包括した空間の中に風の流れがうまれ、風により空間内に存在する素粒子の摩擦がおき火が生まれ、火の作用により水が生まれ、分子を結合させ、形を顕し、固化させる働きにより固体としての物質が顕われる。
すなわち、目に見えない微細なものから、安定感のある固体としての粗大なものが生まれると考えているのです。

自然界にはあらゆるものに、これら5つの要素が存在しているとしています。
空(space) 風(air) 火(fire) 水(water) 地(earth)
5つの要素のことを、パンチャマハブータ(pancha mahabhutus)、と言い、これらが私たちの身体にも存在し作用しているのです。
この5つの要素が上手くバランスしてくれることで、私たちは健康な肉体と精神を維持する事ができます。

アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダでは、このパンチャマハブータ概念から更に発展したドーシャ理論を生み出しました。 これにより、人体の構造や機能、作用などをシステマティックに定義づけていきます。

ヴァータ VATA (空+風) ピッタPITTA (火+水) カパKAPHA(水+地)

ヴァータは動き、ピッタは熱発生や変換作用、カファは結合作用として人体の生理学的機能を司るものです。 この三種類のエネルギーをドーシャといいます。ドーシャとは、サンスクリット語では「汚すもの、腐敗するもの(病素)」という意味をもち、ドーシャのバランスが崩れる事で心身に病気が起きるとしています。

この3種類のドーシャは,殆どの場合、単独で働くことはありません。パンチャマハブータの、「空」から順番に「地」がうまれる、という説明をしましたが、全ての要素は繋がっています。 
ですから、ドーシャも相互関係を持っています。
特にヴァータドーシャは、ピッタやカパに「動き」を与えます。ヴァータのバランスが崩れると、ピッタやカパにも影響がでることが理解できると思います。

アーユルヴェーダで重要だとしているのが「バランス」です。
あらゆるものは全ては繋がり、調和を保っています。
私たちが健康を考える時、内側と、外側の調和、両方を考えて、本来のバランスを取り戻すことが必要になります。

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